大切な人が亡くなった場合、家族がしないといけないものの中に「写真」の準備が必要になります。

お葬式にする時、通常では生前の写真を飾ります。

しかし、意外にも故人の「最近」の写真を残していない家族は少なくありません。

以前、90歳のおばあちゃんが亡くなった時、30歳の時の写真を持ってきていたこともありました。

なので良い写真があっても、それがかなり昔の写真であったりすることはよくあります。

遺影写真と聞くと、どんなイメージがありますか?

昔では、家紋の付いた黒い着物を着て、口をしっかりと閉じ、笑顔がなく、

真正面に向いた姿のモノクロ写真を想像していませんか?

今は全く違います。

パソコンのソフトで綺麗に加工処理をして、ピースしながらの笑顔で撮ったカラー写真なのです。

葬儀後は、どこに置くことがいいのでしょうか。

昔では、仏壇のある和室の部屋で、大きい遺影写真を上の方に飾っていることが多くありました。

今もそういう家はたくさんあるかと思います。

しかし、現代の家では、和室や仏壇がなかったりするところがだんだんと減ってきているのではないでしょうか。

欧米風のハウスメーカーの家ばかり建っていますもんね。

昔のように、大きい写真を飾ったり場所がありませんし、無理してまで飾る必要もありません。

大きい写真は、しまっておいても大丈夫です。なので、「小さな写真」をリビングのテーブルなどに置くことが一番良いでしょう。

たまに、仏壇の中に写真を置く人がいますが、これはやめておきましょう。

仏壇は、仏様の世界を表しています。生命が終わって、生まれて「往く」世界なのです。

写真は、仏壇以外なら、家のどこでもいいので、家族の目に見えるところに小さい写真を置きましょう

普段の日常の中で、自然でいつも側にいるような感じが一番良いと私は思います。